選択スプレッド
選択スプレッドがあるのは、「AとBのどちらにすべきか」が一列のカードでうまく答える質問ではないからです。片方だけを尋ねればリーディングはその選択肢の話になり、もう片方は静かに検討されないまま残ります。二列を並べれば両方が視野に入ります。
構造:6枚を3枚ずつ二列に。
- A · 現状——Aを選んだ場合の、いまの状況。
- A · プロセス——Aを進めるあいだ、Aがあなたに求めてくるもの。
- A · 結果——Aが着地する先。
- B · 現状 / B · プロセス / B · 結果——Bについて同じ3枚。
まず各列を上から単独で読み、そのあと行ごとに突き合わせます。価値の大半は行の比較にあります。A・プロセスが消耗のカードで、B・プロセスが緩やかな前進のカードなら、このリーディングはどちらが成功するかではなく、それぞれの道が要求するコストを述べています。
このスプレッドが意図的にやらないのは、勝者を宣言することです。両方とも成立しうると読めるのは現実的な結果で、それはリスクではなく好みの問題だという意味であり、好みはカードでは決まりません。両方の列に同じ障害が出ることもよくあり、それは障害が選択そのものの中にないという合図です。
実務的な注意:引く前に、両方の選択肢を明示的に書き込んだ質問にしてください。「A」「B」を抽象的なまま残すと、引いたあとに二列を見分けられなくなります。