用神
定義
用神は分析方法論上の概念です。日主の強弱・月令・全体構造を見極めたうえで、その盤のバランスに最も寄与する五行または十神の方向を指します。「作業仮説」であり、大運・流年で検証すべきものであって、神秘的なラベルではありません。
よくある取用の経路(流派を明示すること)
| 経路 | 大意 |
|---|---|
| 扶抑 | 身弱は印・比を喜び、身旺は泄・耗・克を喜ぶ |
| 調候 | 寒暖燥湿を優先(例:冬生まれは火を喜ぶ) |
| 通関 | 二勢が対峙するとき中間の五行で調和する |
| 病薬 | まず「病」(過旺・過弱)を見つけ、次に「薬」を取る |
本庫は単一門派の公式に縛られません。結論を書くときは、どの経路に依ったかを必ず答えられるようにしてください。
推演における位置づけ
命盤推演と解読の順序 を参照:用神は「構造スキャン」の後、「大運・流年」の前に置きます。
喜神・忌神・仇神
派生用語は、用神を生扶するか克破するかを述べる十神に使います。名称は流派で異なります。「用神への作用」で記述し、専門用語の積み上げを減らすのが望ましいです。
誤解
- 用神表の一句で全盤に当てはめる。
- 用神を決めたあと歳運の反例を無視する。
- 用神を性格の美点リストとみなす。