十神
定義
十神は八字分析の中核となる記号層です。日干(日主)を「わたし」とし、他の天干(および透出した蔵干)との関係が「同我 / 我生 / 我克 / 克我 / 生我」のいずれかを見、さらに陰陽の同異を重ねて十の名称を得ます。
道徳的な善悪を述べるものではなく、関係の類型とよくある象義の傾向を記述します。
体系における位置づけ
- まず四柱を排し、日主を確定する。
- 五行の生克で大類を決め、陰陽で正偏を決める。
- さらに月令・通根・格局・歳運を踏まえて喜忌を論じる。
十類一覧
| 大類 | 同陰陽 | 異陰陽 |
|---|---|---|
| 同我 | 比肩 | 劫財 |
| 我生 | 食神 | 傷官 |
| 我克 | 偏財 | 正財 |
| 克我 | 七殺 | 正官 |
| 生我 | 偏印 | 正印 |
完全な判定表:十神対照。
よくある誤解
- 十神を人物ラベルとして扱い、旺衰と組み合わせを無視する。
- 年柱や日支の一点だけで断事する。
- 流派の異なる神煞と十神の結論を混用する。
- 大運・流年が「誰が当令か」を変えることを見落とす。