四柱排盤の方法
目的
一つの出生事象(日付・時刻、および任意の地点)を年・月・日・時の四組の干支へ写像し、後続の十神・大運・流年推演の唯一の骨格とします。
入力
| 入力 | 必須か | 説明 |
|---|---|---|
| 西暦年月日 | はい | 排盤の暦換算の起点 |
| 時計の時分 | 強く推奨 | 時辰が無いと時柱が定まらず、子時境界では日柱も不定になりうる |
| 出生地の経緯度 | 任意 | 真太陽時を使う、またはタイムゾーン検証が必要なときのみ |
| 性別 | 大運用 | 四柱排盤自体には不要。大運を起こすときに必要 |
手順一:真太陽時に修正するか
- 出生地の経度を取り、用いている標準時帯の中央経線と比較する。
- 経度差で時差を換算し、当日の均時差(equation of time)で細修正する(その派を採用する場合)。
- 「排盤に用いる地方視太陽時」を得る。
無効のときは民事時計時をそのまま用いる(タイムゾーンを明示)。規則の詳細は 真太陽時。排盤記録には修正の有無を必ず注記し、後から検証できるようにする。
手順二:日柱(日干支)を定める
- 排盤用の日付を干支暦の「日」系列に落とす。通行のやり方は、検証済みの日柱表/紀日算法(六十甲子循環)を用いる。
- 子時の換日規則を先に選ぶ:
- 23:00 起算で次日の日柱に入る;または
- 00:00 起算。
- 臨界出生(換日点に近い)では両方の可能性を記録し、黙って既定を採用しない。詳細は 子時の換日。
日柱の天干がすなわち 日主 です。
手順三:時柱(時干支)を定める
- 排盤用の時刻を十二時辰(子・丑・寅…亥)に帰し、時支を得る。
- 時干は日干と時支から「五鼠遁」などの伝統口訣で求める(日干が子時の天干を決め、順に推す)。
- 時辰境界が換柱点にかかる場合も、採用した境界約定を記録する。
手順四:月柱(月干支)を定める
- 月柱は農暦の初一ではなく、節気の「節」(中気ではない)を換月の界とする:立春・啓蟄・清明など。
- 出生時刻がどの二つの節の間にあるかを調べ、月支を得る(寅月は立春から、卯月は啓蟄から、以下同様)。
- 月干は年干と月支から「五虎遁」で求める。
- 交節前後数分以内の出生は高リスクの臨界:節気時刻の出典(どの天文/暦表か)を注記する。
手順五:年柱(年干支)を定める
- 伝統的な八字の年柱は多く立春を歳界とし、西暦 1 月 1 日や春節ではない。
- 立春前の出生:年柱は前年の干支;立春後は本年の干支。
- 年干支自体は六十甲子の歳序から来る。
手順六:検証と出力
四柱完了後、少なくとも次を出力する:
- 四柱干支の全文
- 日主
- 用いたもの:タイムゾーン/真太陽時の有無/子時換日規則/節気データ源
任意で続けて計算:蔵干・納音・十神・空亡など(盤面フィールド を参照)。
よくある誤り
- 春節や元旦で換年する。
- 農暦の月初で換月する。
- タイムゾーンと出生地が一致しないのに未宣言。
- 子時・交節の臨界で規則を注記しない。
次のステップ
- 起運と大運:大運推演の方法
- 読盤の順序:命盤推演と解読の順序
- 十神の導出:十神推演の方法